セキュリティー強化としての鍵交換は不可欠
鍵交換と言えば、ご近所のお子様が学校から帰ってきて、家に入ろうとしたときに鍵がないばかりに、玄関ドアの鍵穴へ細い針金をねじ込んで、それが取れなくなって大騒ぎしていた場面を見た覚えがあります。
そのお子様はきっとテレビドラマかなにかで、そうやって鍵を開けるシーンを見ていたのでしょう。
もちろん、開くわけがありません。
やがて母親がお仕事から帰ってきて、お子様は叱られます。
その挙げ句、玄関ドアのノブごと交換することになってしまいました。
こうした鍵交換というものは、やっぱり防犯上、必要な時代なのでしょう。
今は昔と違って、出かけるときに鍵もかけないで、ただ近所の人に声をかけるだけで外出したりはしません。
向こう三軒両隣とはよく言ったもので、昔はよほど安全だったのでしょう。
今の時代から言えば、それは本当の意味で理想的な社会なのではないでしょうか。
現代のように様々な事件や事故、それも考えられないような事があたりまえのように起きていますから。
ところで鍵交換のことなのですが、鍵と言いますと、今はいろんなものが作られています。
セキュリティー関係の方に言わせれば、こうした鍵類は出入管理の機器ということになるようです。
出入管理と言うと、なにかとても重要なところでの警戒というイメージが頭に浮かびますが、実は一般家庭でもこの出入管理の技術開発は進んでおります。
それは今たくさん存在する警備会社から出されている商品である、ホームセキュリティーを見ても分かると思います。
参考:ホームセキュリティのセコム
テレビコマーシャルでもかなり浸透しています。
ある大学の研究室で、この出入管理の機材である鍵がなくなったという話を聞きました。
そこの研究室では大変重要な研究が行なわれていたのです。
鍵がなくなったといっても、研究員の一人がICカードを落としてしまったという事だったらしいのですが、ここは鍵交換しなければ、ということになりまして、その当時、開発されたばかりの指紋照合機を導入したそうです。
こうなると、もう、鍵というイメージはありません。
ハイテクはすごいです。