防犯はまずは出入り口の鍵交換から

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ピッキングでの空き巣事件は、鍵メーカの対策品の開発、治安当局の住民への呼びかけ運動などが功を奏し、年々減少傾向にはあるものの、その手口は高等テクニックを屈指したものになってきています。
戸締りときちんとしていたとしても、特殊なツールを用いて錠前内にシリンダーを動かさずに直接錠前を開錠してしまう新手の手口が次々と現れているからです。
とりわけ、お年寄りや子供が留守番しているお宅では、いつ何時、空き巣を遭遇して危険な目にあうか知れません。
あるいは、昼間留守がちなお宅では、帰ってきたら部屋の中があらされているということもありえなくはないのです。
中には、火災保険の盗難特約保険に加入しているから大丈夫とか、金目のものはうちにはないからという方もいらっしゃるかもしれませんが、物品が簡単に売りさばける昨今は、金銭や貴金属だけでなく、高く売れそうなものや金券なども、根こそぎ盗まれてしまうかもしれません。
最も狙われるのが、ピンタンブラーと呼ばれる鍵山が数個片側についているものです。
高等な空き巣だと、ものの何十秒かで開錠してしまうといわれています。
だからこそ、個人個人で対策を打たなければなりません。
もちろん、ピッキングに強い、高価な電子式や磁気式などの錠前や鍵交換すれば、より完璧な対策といえますが、それでは十万円以上掛かってしまい、あまりに出費が大きくなってしまいます。
通常、空き巣はピッキングに3分以上かかると、よほどの物陰に玄関や裏戸のある家でない限りは、ほぼ諦めるといわれていますので、3分程度、耐え忍んでくれる鍵交換が望ましいといえます。
昨今ではディンプルキーと呼ばれる鍵にいくつものくぼみのあるもので、いかにもピッキングに時間が掛かりそうなものも、本体価格と鍵交換費用込みでも、3万円とか4万円程度でできるようになってきました。
この鍵は登録制なので、スペアもコピーされにくいのがメリットです。
昨今、監視カメラなどの様々な防犯グッズが売られていますが、まずは出入り口の防犯から強化するというのが常套手段ではないでしょうか。